応答せよ1997の5話「人生の逆襲」ネタバレあらすじと感想!
車の中ではいつものようにシウォンと父が口喧嘩をしている。
シウォンは勉強を頑張る代わりにジーンズを買ってくれと言い、父は制服があればそんなものはいらないと言い、全くお互いの意見を譲ろうとしない、終わりのない喧嘩。
母はいつものことだからと思いつつ、呆れてしまっていた。
これから向かって行くのは病院。
ユンジェが入院している。とは言っても、骨折しているだけなので食事制限もなく特に医師から制限されていることもないので、入院という理由の休養のようなものだ。
シウォンは途中でたい焼きを買って行く。
ユンジェはあんこが苦手なので、友達がやっている屋台で特注のたい焼きを焼いてもらうのだ。
信号待ちで停まっていたシウォンの車に、後ろから
「ドンッ❗️」
追突されてしまう。
本当は大したことはなかったのだか、ただでは起きないこの夫婦、腰が痛い、首が痛いと相手のドライバーに訴えた。
間もなくして救急車もやってきて、二人とも病院へと運ばれる。
シウォンはユンジェの部屋へ行っていた。
診察を終えドクターと話をする父、CTやMRIは撮らないかと医師に詰め寄る。
呆れる医師の目を尻目に、具合の悪そうな演技をする二人。
頭が痛い、心臓が痛いと言いながらベッドへ横になっていた。
ここはユンジェの病室。
宿題はやったのか?とたずねるユンジェに、シウォンはまだやっていないと答える。
担当の先生は相当ヤバいらしく、忘れたら本当に罰を与える。
シウォンは考えた。
「ユンジェ、左手使える?」
まさにシウォンらしい発想だ。勉強する時間はなくても、ラジオに投稿する時間はあるのだった。
勿論、今右腕にギプスをしているユンジェにはできるはずはない。
そこへ同じ病院に入院してい
る父が寝巻き姿でユンジェの部屋にやってくる。
飲み物の差し入れがあったのでお裾分けだというが、シウォンはとても恥ずかしい気持ちで顔もあげられなかった。
テウンは今日、夜勤の仕事。
これから見回りに行く所だった。
さて、家に帰っても誰もいないシウォンは、ユンジェの所に泊まることにした。
シウォンはユンジェの寝ていたベッドへ、ユンジェは床に敷いた布団へ。
(ここはユンジェが入院しているのだが?)
コンタクトを外し、眼鏡をかけたシウォンを見て、ユンジェはシウォンが初めてコンタクトをした日のことを思い出していた。
高校の入学式の日。
この日はユンジェにとって人生で忘れられない日であり、シウォンに恋した日でもあったからだ。
(メガネの顔もかわいいな...)
そんなことを考えながらシウォンの寝顔を見ていたが、たまらなくなり、ぐっすりと眠っているシウォンの頬にキスをする。
夜は更けてゆく...
クラスメイトがお見舞いにやってきた。
別のクラスで、宿題を忘れた生徒を本当に3000回叩いたらしいと。
自宅前、朝から雨が降っていた。
ゴミを捨てにやってきた父は、大事な大事なH.O.Tのレインコートを着ていた。
慌ててやって来るシウォン、父に今すぐ脱いで❗️と両腕を引っ張ると、袖は見事にキレイに破れてしまった。
せっかく次の時に着て行こうと思っていたレインコートがダメになり、シウォンは大ショックを受ける。
部屋で宿題をしているシウォン、全く終わりの感じられない先の見えない宿題の量に嫌気が差していた。
ちょっぴり申し訳なさを感じた父親は、部屋にいるシウォンに話しかける。
「ジーンズはいくらだ?」
返答によってはさすがの父親も折れたのかもしれなかったが、29万ウォンという学生が使うような金額ではなく、日頃のシウォンの態度に腹を立てていた父親は、またさらに口論になる。
母は台所でお弁当を作っていた。シウォンに届けさせるために。
テウンの所へお弁当を届けにくると、ちょうどテレビに映っていたのは、あのたい焼きの屋台の友達だった。
やっと両親に会うことができたらしい。
それも、お金持ちの両親に。
自宅に戻ったシウォン、居間が真っ暗で何となく違和感を感じる。
虫の知らせ?
母からの電話の内容は信じがたいものだった。
父が、ガン...?
まさか?
ラジオから流れてきたのは、シウォンが投稿した父がガンだったという内容。
皮肉にもシウォンは、念願の高級ジーンズを手に入れたのだ。
父の病室にはテウンもいた。
父は、母と娘を支えてくれと頼み手術室へ。
父はこっそり礼拝堂に行っていた。
何よりも心配なのは、シウォンのことだった。自分がいなくなるわけにはいかない。
娘が結婚するまでは、生きられるように...と神に祈っていたのだ。
病室で待つ二人。
母はシウォンにノートを差し出す。
父はシウォンの宿題を終わらせていた。
娘が叩かれるのを心配してのことだった。
父とはいつも喧嘩ばかりしていたシウォンも、この時ばかりは父の愛情を抱えきれないほど感じていた。
どのくらいの時間が経過したのか。
廊下で待つ二人の前に、執刀医が現れる。
手術は終わった。
果たして結果はどうなのか?
手術用のマスクを外したドクターの顔を見て驚いた❗️
あの、車をぶつけてきたドライバーではないか❗️
母はすぐに頭を下げて謝った。
「ウソをついてごめんなさい❗️」
それより今は結果が気になる。
結果は???
成功だ‼️
二人は言葉に表せないくらい、心のそこから安堵した。
人間、生きていれば色んなことが起きる。
時には全く予想がつかない出来事が起こることも、あるのだと。