応答せよ1997

応答せよ1997の8話「D-day」ネタバレあらすじと感想!

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応答せよ1997の8話「D-day」ネタバレあらすじと感想!

人生の分かれ道ともいえる大学入試を2日後に控え、彼らの思いは皆それぞれだった。

ユンジェはシウォンを食事に誘い、試験が終わった後の約束を取り付け、ハクチャンは、大人のビデオにはまり、父親に見つかってしまう. . .

その後彼がどうなったか、想像するに易しい. . .

ここは2012年、再び同窓会会場。
テウンの選挙の手伝いをしているという後輩がやってきて挨拶をしている。
テウンは教え子達とともに弟、ユンジェを紹介する。
ちょうど、テレビでは選挙速報が流れていた。

時は違えど、それぞれが人生の岐路に立っていたのだ。

そう、学生の頃も今のように決断をしなければならないときがあった。

教室で、男子が集まり、あるモノについて熱く語っていた。
この頃の男の子であれば誰しもが興味を持って当たり前の、いわゆるエロビデオ。
オリジナルで編集した1本のテープを売りたい者と買いたい者とで交渉中。
編集はハクチャン、お金が必要で最近は根を詰めて、テープの編集をしていた。
初めは、高いと言っていた相手の生徒も、熱を込めて熱く語るハクチャンの言葉に、つい興奮したのか、結局言い値で買ってしまった。

ハクチャンはユジョンのためにお金を稼いでいたのだ。

同じ頃、シウォンは辞書を枕に教室で寝ていた。
傍らにはユジョン。
ユジョンは悩んでいた。
とても悩んでいた。

悩みの内容は?というと

試験の後にハクチャンの家に来ないかと誘われた。
もし、ハクチャンが期待していたならば自分はどうすべきか?
ただ、問題がひとつ。
ユジョンは生理中なのだ。
誘いを断るべきか、行くべきか、先に生理中であることを伝えるべきなのか、あ~自分はどうしたらいいのか!

結局、いつの時代も悩み事はかわらない。

呆れるシウォン、どうしようもない...

さて、男子メンバーは?というと

一人は試験が終わったらカラオケに行こうと誘うが
「用事がある」
「家族で食事」
「ユジョンと会う」
皆それぞれ予定があった。
それでも強引にジュニを誘ってみたりして。

そこへテウンが声をかける。
「準備は万端か?」
少しテンションの下がった「はい」の返事を返すユンジェ達。
退職願いを出し、担任としての自分の役目もほぼ終わったせいなのか、テウンの表情も以前より優しげに感じられる。
3人はまだテウンとユンジェのことを知らない。

少し離れた所からユンジェを呼ぶテウン。
しばし兄弟の会話。
テウンの手には目に良いと言われているお茶の入った水筒がある。
シウォンに渡すものだ。
シウォンはその水筒を職員室で受けとる。
試験のあと、おごってやると言われたシウォン、ビールをねだってみた。

ユンジェはゲームセンターでネットゲームで戦っていた。
相手は兄のテウン。
勝敗はユンジェにあがった。

シウォンの家では母がのり巻きを作っていた。
まるで出前でもするのか、というぐらいの大量ののり巻きを。
父はそれをみて若干呆れていた。
母はのり巻きを作りながらビールの心配をしていた。

そういえば、スカウトの方はどうなの?
父に尋ねる母。
すっかり忘れられているかもしれないが、シウォンの父は野球チームの監督をしている。
この時期、選手発掘の為、あちこち視察に回っているのだ。

部屋にいたシウォン、なぜかビールの買い出しに行かされる。
店の前に繋がれている白い犬が、ユンジェに似ていて、シウォンは犬に話しかけていた。
ちょうどユンジェが通りかかる。
シウォンはユンジェにビールの袋を渡し、荷物持ちに任命するのだった。
途中でビールを飲み出した二人、ユンジェはシウォンに試験のあと、校庭に8時に来るよう念押しする。
明日、シウォンに犬をプレゼントするのだ。
そんなこととは知らないシウォン、今すぐほしいと駄々をこねるが、1日待つようにと話した。
そしてもうひとつ、合格祈願のアメを渡した。
ユンジェはいつも優しい。

何も用意してなかったシウォン、道端で見つけたS字の針金を合格祈願といってユンジェに渡した。
何ともシウォンらしい。

入試当日、それは寒い朝だった。
ユンジェはテウンに抱き締められ、シウォンは父に抱き締められ、それぞれの励ましを受け試験に挑む。

回答用紙にも個性がある。
だが、共通しているのは皆一生懸命やったということ。

ハクチャン、ユンジェはすぐに会場を後にし、ユジョンはまだ悩んでいた。

ユンジェはすぐさま犬のユンジェの元へ向かう。
何ヵ月も探し、やっと自分に似た犬を探しだし、そして今日やっとシウォンに渡せる手はずが整ったのだ。
どれだけこの日を待ちわびたことか!
ユンジェは嬉しくて仕方なかった。
この犬を渡し、シウォンに自分の胸の内を伝えるのだ。
ユンジェの足は、飼い主の元へ急いでいた。

所かわって、ハクチャンの自宅前。
緊張したユジョンが悩んだ挙げ句にベルを押し、家に入った。

残り、カラオケに出掛けた二人は。

ナンパをするために他の部屋を覗いてみるがなかなか好みがいない。
3回目のチャレンジでようやく見つけた女の子二人、実はその内の一人がジュニの姉だった。
そこへ、入ってきたジュニ、最初は暗がりで顔が見えなかったのだが、振り返った瞬間、表情が凍りつく。
家での食事会を断り、うまく逃げたつもりが、結果的に大変なことになってしまったのだった。

ハクチャン宅では、勘違いばかりのユジョンが恥ずかしい思いでいっぱいいっぱいだった。
この場から立ち去りたい!
彼女の気持ちを代弁するなら、多分こんな気持ちだろう。

もう一人、校庭でまっているシウォン。
ユンジェは学校へ向かう途中、兄の運転する車に乗せてもらいシウォンの元へ向かっていた。
車内の兄弟の会話の中、兄テウンがシウォンのことを好きだということを知ったユンジェは、言葉をなくしてしまう。
自分はこれからシウォンに犬を渡して、そこで告白しようとしていた。
入学式からずっとシウォンを見つめ、恋をしていた自分。
その気持ちを伝えようと決意していたのに

全く思いもよらない兄の言葉に動揺した。

兄の気持ちを知った今は、告白などできない。
何で気づかなかったのか。
何で気づけなかったのか。

コートの中に犬のユンジェを抱いたまま、どうしていいかわからない人間のユンジェがいた。

何も知らないシウォンは、なかなか来ないユンジェを待っていた。

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