第17話 (Episode33~35) あらすじ
もう隠すつもりはない 僕は人間じゃないから
壇上に立ち、シンの横で挨拶するナムシンⅢ。
「こんにちは。メディカーの企画をした人工知能ロボット、ナムシンⅢです。」
事前に打ち合わせをし、ジ秘書・ソボン・ジョ記者も協力してのことであった。
ナムシンⅢが挨拶をしたと同時に一斉送信されるニュース
火事の中から人を救ったのも、暴走するM-carを止めたのもナムシンⅢであったという内容だ。
ジ秘書「ナムグンホ社長がナムシンⅢを作りました。」
今日はナム・シン副社長の社長就任表明だと声を荒げるソ事務局長に対して
シンの叔母が言う。「社長、書き直したの知らないの?権利はジ秘書にうつって、私もおこぼれをもらったけどね。」
それを聞き立ち眩みに襲われ気を失いそうになるシン。
イェナにつれられ会場を後にする、ローラも続いてでていく。
会場内では、「ロボットが会社を経営するんてありえない」と反発する声が。
ナムシンⅢは客席までおり、「落ち着いて下さい。」と言う。
その人の手を取り心拍数を測る。「これ以上怒ると心臓によくありません。」
とりあえずきいてみようという他からの意見でナムシンⅢが再び壇上に立つ。
M-cityの計画を公開する。
「M-cityは未来のスマートシティとなるでしょう。管理された環境、そして事故や病気までも。AIロボットといえば、映画などで、ロボットによってコントロールされてしまうといったイメージがあるかもしれませんが、私は人間と競うつもりもありません。攻撃するつもりも、あ従わせるつもりも。人間とロボットが共に生きる市。一緒に作っていきませんか?」
スタンディングオベーションで皆の承認を得る。
会場から出てきた、株主筆頭となったジ秘書を殴るシン。
「俺にどうしてこんなことを!言い訳でもしろよ!」
無視して去るジ秘書。
皆が会場を後にし、ナムシンIIIとソボンが残る。「もう人間のふりしなくていい。ソボンがそばにいてくれたから、僕が僕でいられた。僕は君のロボットだよ。」
会社を出る際に記者達に捕まってしまうナムシンIIIとソボン。二人の関係を問われると、ソボンを抱きしめ、待っていた車で2人はソボンの家平気帰宅する。
ソボンの父「なんできた?こんなに世間を騒がせといて」
ナムシンIII「行くとこがなくて」
ソボンの父「はやく着替えて、シャワーでもあびてこい」
ソボン「ありがとうお父さん」
その頃ローラは、ベッドで休むシンにチェコへのチケットを手渡す。しかし、すぐにちぎり捨てられてしまう。
翌日 本社では、ソ事務局長の解雇が掲示されていた。それを見つけ、すぐにジ秘書のもとにいく。ジ秘書のいる社長室に乗り込む。
ジ秘書「掲示をみたなら挨拶でもして、去ってください」
ソ事務局長「何がヒーローだ、この動画をみせる」
エレベーターでナムシンIIIがソボンの首を絞めた動画を見せる。
ジ秘書「それでナムシンⅢがやったか、シンがやったかどうやってわかるんですか?カンソボン氏はシンがやったといっているのに。」
ソ事務局長はジ秘書が、シンのフリになるようなことは決してしないと信じ込んでいた為に、最後の切り札もなくなってしまう。
「殺してやる!」
騒ぎ立て、会社から追い出されるソ事務局長。
“PKグループの株価がどんどんあがっています”ニュースを見るローラ
「僕をつくったのはお母さんだよ」ナムシンⅢがローラのもとに現れる。ローラが呼んだのだ。
ローラ「最後のお願いがあって。間違っているってわかってる。でも、もうあなたがこれ以上シンと一緒にいることは難しい。デイビッドと一緒にチェコにはいけないの?」
ナムシンIII「ごめんお母さん。人間ナムシンが僕のせいで傷ついたのはわかる。でも傷つく人がいても守りたい人がいることがわかった。」
ローラ「お母さんね、あなたの体にキルスイッチをいれたの。シンが起きればあなたを、、。ごめん。」
ナムシンIII「お母さんも大切な人守ろうとしたんだから。大丈夫。僕もカンソボン守るために全力をつくすから。」
ローラ「カンソボンがあなたを救ったのよ。自分の命を差し出してまでキルスイッチを押させないように。」
キルスイッチがデイビッドのもとにある事を明かし、ソボンと一緒にデイビッドのもとへ。
キルスイッチをナムシンⅢに渡すデイビッド。
ナムシンIII「ありがとう。お母さんをよろしく。」
ナムシンIIIが行った後、ソボンにこっそり伝える。「明日ナムシンIIIをつくった日だから、誕生日だよ。」
友人であるヒョンジュン(シンを診ていた医師)と会うジ秘書
一連の行動はシンをとめるためにやった事で、シンを正気に戻す為だと話すジ秘書
ヒョンジュンは「俺はいっそのことお前に欲が出てくれたら良かった。」
ジ秘書「シンが本当に必要なものを見つけ出した時は助ける。会社が欲しいなら差し出す。」
シンを突き放す行動はシンを思ってのことであった。
社長の病室を訪れたシン。だが社長はシンをナムシンⅢだと思って話す。
「もうシンのふりをするのをやめていい。キルスイッチだけは知られたらだめだ!」
シンはキルスイッチという存在と、またそれをデイビッドが持っていることを知ってしまう。
だが既にその頃には、ナムシンⅢがキルスイッチを受け取っていた。
翌日、ソボンの父はナムシンⅢを起こし、チムジルバンに一緒に行く。
汗をかいた後はご飯を食べる。
「お前食べないのしってるが、これは食べなきゃいけない日だ。」とわかめスープを食べさせる。
今日はナムシンⅢがつくられた日、誕生日である。
チムジルバンの後ナムシンⅢは行きところがあると、ソボンに同じペンダントをつくってもらいにいく。
店員さんに良い息子さんですねと話しかけられたソボンの父は、「将来の義理の息子だよ」と答える。
ソボンの実家のジムの前に到着したシンとイェナ
ソボンが出てきたのをみはからって、ジムに入っていくシン
車をでてシンのところにいこうとしたイェナを連れ去るソ事務局長の秘書と手下たち
シンはキルスイッチを持ち出すことに成功する
イェナは監禁され、
「これから私がすることを絶対にみさせない。それが最後の父親としての優しさだ。」とイェナを閉じ込める。
父が何かをするつもりだと思ったイェナはローラに電話をする。シンがキルスイッチを手に入れて何かを企んでいる事を。
盗聴器をしかけ、その会話をきいていたソ事務局長はすぐにイェナの車のGPSをたどる。シンが今乗っている車だ。
ナムシンⅢに“一人で来たほうがいい”というメッセージを送るシン
ナムシンⅢが外に出ると、キルスイッチをもったシン 「お前が死ぬ日だ。」
少しだけ時間がほしいといい、ナムシンⅢは皆に挨拶をすませようとする。
ソボン・ジョ記者・ソボン父・トレーニング生の二人、皆がレストランで待つ。ナムシンⅢは自分の誕生日の準備をしてくれているみんなを見る。
ソボンにあげるつもりであったネックレスをレストランの木にかけ、何も言わずに去る。
タクシーを待っていると、ソボンが近づいてきて言う。
「何も言わないでどこいくの?お母さんにあいに?すぐもどってくるでしょ?」「このネックレス、私にでしょ?おとうさんにきいた。ちゃんと私にくれてから行かないと。これからもずーっと一緒にいよう。」
ソボンにキスするナムシンⅢ 「愛してるカンソボン」
シンが待つ工場に到着したナムシンⅢ。覚悟をきめ、はやく済ませるように言う。
シン「すぐ終わらせてやる。」
そこにローラが現れ、「だめ!やめて!シン!私と話そう。」
しかしシンはスイッチを押してしまう。
ナムシンⅢ「お母さん、お願いだから逃げて。」
ナムシンⅢの首に何かチップをいれるローラ。「誕生日プレゼントよ。ちゃんと機能することを祈りましょ。」
バッテリーがきれるナムシンⅢ。爆発してしまえば二人とも死んでしまうが、ローラはナムシンⅢのそばを離れない。
だが後残りわずかの時間を残したところで、チップが働き、キルスイッチの効力が失われ、ナムシンⅢの再びバッテリーが入る。
しかしそこに、シンの車を追ってきたソ事務局長が物陰に現れる。そして機会を操作し、ナムシンⅢとローラの上に土管がおとす。
ローラはナムシンⅢを守って下敷きに。
「お母さん、僕のせいで。。。」
「違う、お母さんのせいよ。いっしょに帰るって約束したのにごめん。お前をつくったとき、本当に幸せだった。シンにまたひとりでいってごめんって伝えて。」 そのまま息をひきとる
「お母さん、死なないで。お母さん、、、」
ソ事務局長「ロボットが人間を殺しました。」警察に電話する。
<感想>
ここにきてまさかの、、ローラがナムシンⅢをかばって死んでしまうなんて。
号泣でしたこの最後。ローラの愛がはっきりと見て取れて、、
シンの頭を冷やすための行動だったのかもしれないですが、逆上してしまったシン。
そしてソ事務局長の欲は底知れないですね、、
誰かが証明してくれない限り、このままではナムシンⅢは人殺しロボットになってしまいます。
次が最終話です、、、どうなってしまうのでしょうか?!