応答せよ1997

応答せよ1997第12話「手の意味」ネタバレあらすじと感想!

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応答せよ1997第12話ネタバレあらすじ

ソウル、同窓会会場。
ビールで乾杯!
のはずが、シウォンは一人ジュースを飲んでいる。
妊婦なので当然なのだが、お酒の大好きなシウォンにとっては我慢の限界にきていた。
お酒がダメならせめてコーヒーを...
という訳で一人カフェへと足を向ける。
背後で ユジョン がついでのオーダー。
「アイスアメリカーノ!」
続いて他の3人も「俺も!」
と手を挙げる。
シウォンは背を向けたまま手を振り、カフェへと急ぐ。

オーダーを伝えるシウォン
「クリームはどうしますか?」
「たっぷり入れてください」
満面の笑みで店員に伝えた。

その間にトイレを済ませる。
指輪を外し手を洗うのだが、ここでうっかり指輪を忘れていってしまう。

同窓会のメンバーは、結婚指輪を見ていた。
一般的にはなかなか見る機会もすくないであろう、ある意味貴重な指輪かもしれなかった。
これはハクチャンの母親が二人のために選んだもので、幸せになってほしいという気持ちは十分に伝わるのだが、かなり宗教色の濃い、独特のデザインだ。

そこへシウォンがコーヒーを持って帰ってきた。
指輪を見るなりクスッと笑い
「これが結婚指輪?」

ハクチャンはユジョンと目を合わさず飲んでいる。

「私もペアリングにしようかな」

シウォンはハッとする!
慌ててカフェへ戻るシウォン。
ユンジェにしてみれば
「今までなくさなかったのが奇跡だよ」

二人にとっては大切な指輪のはずなのに、シウォンはちょいちょいそういうところがある。

遡ること、1999年1月
テウンはシウォンのために指輪を用意していた。

指輪は心を得られるアイテムだ。
外を眺めながらテウンは思いにふける。

街でシウォンとユジョンがショッピング。
シウォンの誕生日プレゼントを選んでいた。
ふと、外をみるとハクチャンとダンジが歩いている。
シウォンが髪飾りを選ぶのに夢中になっていると、ユジョンがいない。
いつの間にか外にいるハクチャンの所にいた。

二人を睨み付けるユジョン。
ハクチャンとダンジは顔を見合せる。

ハクチャンがダンジを呼び出したのだが、頼みごとがあってのこと。
気にしなくていいと話すが、ユジョンは納得がいかない。
「頼みごと?なに?」

はっきりと答えないハクチャンにユジョンは感情が抑えられない。
実は、今は言えない事情があるのだが...

ジュニと約束のあったハクチャンはユジョンの刺さるような視線を背後に感じながらその場を去っていく。

シウォンは自宅で荷物の整理をしていた。
自分が大好きなアイドルたちの写真やポスターを見ながら話しかけたり、キスしたり。
父親が側で見ていたが声をかける。
シウォンも年頃の娘。
「ノックくらいしてよ」
「全部ソウルに持っていく気なのか?」
シウォンにとっては自分の分身も同然なので、当然全て持っていくつもりだ。

シウォンはもうすぐソウルに移り住む予定なのだ。

父親は娘が大事にしているアイドルどもをサルと呼んでいる。
まあ、そのお陰で大学に入れたことは確かな事実であり、感謝しなければならないが、だからといって認めてはいなかった。

普通に娘のことを心配する父と娘の会話が続く。
とにかく寂しい気持ちをどうにかしたいのかもしれない。

荷物がなくなっていく娘の部屋をみると、余計に寂しさがこみあげる。

そんな父の様子を見て、いつもは口喧嘩ばかりのシウォンの心も、寂しさを感じる。

部屋の広さを改めて感じる父だった。

一方、男4人組は飽きもせず一緒にいた。

実はハクチャン、留学することになり、その前にユジョンにきちんと話をしたかった。
そのためにダンジの家の店を貸してほしいと頼んでいたのだ。

ソンジュはいつものように勝手なことばかり言っていた。
喧嘩が増えれば別れるだの、いつも向こうから別れ話をしてきただのと。

キッチンでラーメンを作っていたジュニ、ヘッドホンをしていたのでユンジェが話しかけたがわからなかった。
ユンジェは片方のヘッドホンを外し
「黄身は崩すなよ」
ジュニに小さな声で囁いた。

テーブルに出来上がったラーメンを鍋ごと置いて、4人で食べる。
ジュニは大学もユンジェと一緒で、このまま一緒に暮らすことになっている。
ソンジュは一人暮らしなので、ユンジェが羨ましく、ジュニが苦労するだろうと話す。

ユンジェはソンジュに、試験の点数がとれていないのに自分の心配をしたらどうだと言った。

自分の頭の悪いことを言われ、ちょっと苛立つソンジュ。
横には電話できず、いつまでも携帯を眺めているハクチャンがいる。
八つ当たりしてしまったソンジェにハクチャンが蹴りを入れる。
話はシウォンのことにも及ぶ。
シウォンは小説の内容が認められて大学に入ることができたが、ソンジェはその事もけなし始めた。
最初は穏やかに聞いていたユンジェも、ソンジェのしつこさに腹を立てる。

バツの悪いソンジェだった。

テウンは自分の会社の社員を送り、これからシウォンとデートに向かう。

用意していた指輪の箱を見つけた社員が中を開けて
「わぁ」
テウンが誕生日プレゼントに準備したものだが、高校生に渡していいものか、少し迷っていた。
「若い子にはまだ早いんじゃないですか?プレッシャーにになるかも」
社員はこう言った。

「んーっ」
テウンの口からため息ともつかない息が漏れる。

「今から家を出るね」
とシウォン。
テウンからの電話だった。
結局、家で待つことになったので、すぐに出かける用意をした。

シウォンの母は、ソウルに行ってしまう娘のために、こちらもまた箱に食料をつめていた。
台所で話している両親の姿を影から見ていて、シウォンの心も寂しさと両親の温かさやありがたみを感じていた。

「大丈夫、料理も洗濯もできる」

「月に一度は帰ってくるし、心配しないで」
シウォンの表情も自然と優しく、柔らかい。

「ところで、こんな遅い時間にどこに行くんだ?」

さっきのテウンとの電話で、向こうの家で待っているからと伝えていた。

「ちょっとそこまで、すぐ近くよ」
帰ってきたら母親に炊飯器と洗濯機の使い方を教えてもらう約束をして家をでた。

キッチンでジュニが後片付けをしていた。
まだテウンは帰ってきていない。
「皿洗いなんか適当でいいよ、ネットカフェに行こう」
とユンジェ。
「もう終わる」
とジュニ。
会話だけ聞いていると、恋人か夫婦の会話のようだ。

近くシウォンの誕生日パーティーの予定がある。
いなくなる友達もいるので、皆で集まるのは最後になるかもしれなかった。

ジュニには、行くのが当たり前のように話すが、ユンジェは迷っていた。

そして、ゆっくりとジュニの隣に立ち、皿洗いを手伝い始めた。

「プレゼントは?何を買った?」
「安物だよ」

少し間があって
「あげないよ」

ジュニはユンジェの顔を見た。
何も言えなかった。
ユンジェは黙ったまま皿洗いを続けた。

テウンが帰ってきた。
外で待っていたシウォンが声をかける。
「寒いのになぜ外で待ってたんだ?」
「来たばかりよ」

車で話そうと促すが、シウォンもすぐに帰らなければならない事情もあったので、そのまま外で話をした。

「あげるものがある」
と車の中からたい焼きを手に取りシウォンに渡す。
シウォンもテウンに渡すものがあった。
いつも何かしらもらってばかりなので、バイトをして稼いだお金で、テウンのために選んだものだ。
「開けてみて」
中にはネクタイが入っていた。
仕事運が良くなるようにと、暖かい色のものを探して、一番似合いそうなものをチョイスした。
「これで100億稼いでね」
お互いの顔から笑みがこぼれる。

「ネクタイを贈る意味を知っているか?」
「仕事運が良くなるんじゃ?」
「違うの?」

シウォンは別の意味があることを知らずにプレゼントをしたのだ。

友達に贈る時は仕事、恋人に贈る時は...

テウンはさっそくネクタイを試着しながら
「あなたが欲しい」
「知らなかったか?」

シウォンは慌てた。
知らずに渡したプレゼントだが、そういう意味で贈ったものではなかったからだ。

「そんな意味じゃないから!仕事で成功してほしかっただけだからね!」

物凄い勢いで否定するシウォンを見て、テウンは少しテンションが落ちる。

「残念だな、ガッカリした」
「その意味なら良かったのに...」

シウォンの肩におかれたテウンの手は、少し寂しげな気もした。
シウォンを抱き寄せ、額に優しくキスをする。

ちょうどそのタイミングで家の玄関から出てきたユンジェとジュニは、その場に居合わせてしまう。

眉を寄せ複雑な表情のユンジェ、横で見守るジュニ。
皆がそれぞれの思いで、その場にいた。

テウンとシウォンは彼らに気づいていなかった。

ユンジェたちはくるりと背を向け街へ出かけて行った。

明日はシウォンの誕生日だ。
「明日は意味のあるプレゼントを贈るよ。彼氏として」

ハクチャンはユジョンの家の前にきていた。
どうしても話したいことがあったからだ。
ダンジの事で誤解を解きたかった。

外に出てきたユジョン、当然機嫌が悪い。
ハクチャンが何でもないと説明しても納得してもらえず、今は話せない事情をかかえているハクチャンにとってはもどかしいばかりで...

ユジョンはといえば、ダンジと会っていた理由が知りたいだけ。
言えない理由があるなどと思ってもいないユジョンはハクチャンに突っかかる。

これ以上黙ってはいられないと感じたハクチャンは、とうとう言ってしまう。

「留学する」

それまで言葉攻めにしていたユジョンが一瞬で黙ってしまった。

ハクチャンは、ダンジの親の店を借り、ユジョンに告白するつもりだったこと、そこで1年待ってほしいと話すつもりだったこと。

「何で俺の気持ちがわからない!」

じっと話を聞いていたユジョンは、ハクチャンの頬を平手打ちする。

「言ってくれないとわからないわよ!」

その場にうずくまり、泣きじゃくる。
ハクチャンは何もできなかった。

シウォンはベッドに横になったまま、さっきのテウンとのことを思い出していた。

トントン、とドアを叩く音。
両親が入ってきた。
「シウォン?」
シウォンは寝たふりをしていた。

すっかり寝ていると思った両親は、ベッドの端に腰掛け、
都会でやっていけるのか、ホームシックにならないか、苦労しないだろうか、などと心配事を話している。

一人暮らしなどしたことのない娘を、それも都会に出すのだから、心配で落ち着かないのも普通だろう。

寝顔を確認した両親は、静かに部屋から出ていった。

翌朝、今日はシウォンの誕生日。

カラオケルームでの誕生日パーティー、司会はソンジェ。

とりあえずお誕生日おめでとうの歌でスタート。
テーブルの上に用意されたケーキのローソクも吹き消し、楽しく始まるはずが、相変わらず空気の読めないソンジェのお陰で、若干微妙な雰囲気に。

カラオケルームなのでまずは歌を歌い始めた。
皆の前で歌ったことがないユンジェ、もしかしたら唯一の弱点かと思いマイクを振ったのだが

これが間違いだった。
ガッカリしたソンジェは部屋を出ていってしまう。

「ユンジェは歌が上手いんだな」
とジュニ。
「子供の頃、合唱団に入っていたことがあったの」
とシウォン。

そこへ電話がなる。
「姉さんが警察にいるらしい」
ジュニは帰ってしまった。

来たときから微妙な空気のハクチャンとユジョン、ユンジェの歌を聞いているうちに涙が出てきたユジョンが部屋を出て行き、ハクチャンもあとを追って出ていく。

残るはユンジェとシウォンの二人だけ。

シウォンは黙ってユンジェの歌が終わるまで聞いていた。

静かな時間が流れる。
ユンジェはビールで喉を潤していた。

「プレゼントはないの?」
シウォンが口を開く。
去年の誕生日に欲しいものは何か話してあった。

去年の誕生日、ユンジェからシウォンの手に渡された誕生日プレゼントは、願いを叶えるクーポン券。

一緒に映画を観たり、トッポッキを食べたり。
まるで小さな子供がお母さんにあげる肩たたき券のようなもの。
ユンジェの密かな願望も多少盛り込まれている。

シウォンはそんな子供っぽいプレゼントにちょっといらつく。
少し前まではシウォンもユンジェの誕生日に同じようにしていたのに。

「女の方が成長が早いの。年齢に見あったものをちょうだいよ!」

シウォンは指輪のプレゼントが欲しかった。
次の誕生日には誰かから指輪がもらえるよう、シウォンが指輪を欲しがっていると噂を流すようにユンジェに頼んでいた。

「忘れたのね、去年から言ってたのに」

一呼吸間があって
「兄さんからもらえ。俺からはもらいたくないと……」

シウォンは思った。
(確かに去年はそう言ったけどね…)

ビールを飲み干したユンジェ、ため息をついたあと
「なんて残酷な女だ」
「なぜそんなことが言える?」

シウォンにはいまひとつわからなかった。

「わかるように説明して」

「お前が好きだ」

初めてユンジェは、今までずっと心のなかにしまっていた、自分の本当の気持ちを打ち明けた。

戸惑うシウォンを前に、今までどんな気持ちで、どんな想いでシウォンのことを一人の女性として見てきたのかをぶちまける。

幼馴染みで、いつも一緒で、自分はシウォンのことを何でも知っている。
それでも、可愛くて、好きで、自分のことを好きになってほしくて。

自分は態度でわかるようにしたのに、シウォンは相手にしてくれなかったことも。

告白をしようと決心して、卒業式の日に学校に呼び出したが、その直前にテウンがシウォンのことを好きだとわかり、戸惑ったことも。

シウォンはただ黙って聞いていた。
卒業式の日、心あたりもあった。

ユンジェは続けた。

兄さんは全てを犠牲にして自分を育ててくれた、家族であり、この世で愛する大切な人。
そしてもう一人、大切な人がシウォンだと。

自分はシウォンを愛しているが、兄を裏切ることなどできない。
自分はどうしたらいいのか?

そう話すユンジェにシウォンは一言も答えることができなかった。

話終え、ユンジェが立ち上がったタイミングでソンジェが戻ってきた。

残り時間はあと1分。
「歌わないと損だな」

全く二人の空気を読めていない、なんと間抜けな男。

ユンジェとシウォンは何だか気まずい雰囲気のまま時間が流れていく。

公園にはハクチャンとユジョンがいた。

「どうしようもないんだよ」
ユジョンはまだ泣いていた。
「俺に何をして欲しいって言うんだ❗️」

何かして欲しいわけではなく、ただもっと早くに自分に知らせて欲しかった。

友達は皆知っているのに、自分だけが知らないなんて...

私が迷惑をかけるとでも思われていたのだろうか?

そんなことを考えると悲しくなってしまった。
涙が溢れて止まらない。

カラオケルームに残された二人。
重い空気の中、シウォンが先に口を開く。
「友達のままでいられない?」
ユンジェはシウォンを見つめる。

シウォンにとっては、ユンジェは一番の友達で、小さな頃からよく知っている幼なじみ。
だから友達でいてほしかった。

「友達でいてくれるよね?」

少し間があいて、ユンジェは答えた。

「男が女に告白した。自分の気持ちを打ち明けた以上、もう会えない」

シウォンの心に衝撃が走る。

ユンジェはためらいながら静かに椅子から立ちあがり、小さな箱をテーブルの上に置いた。

誕生日に渡そうと準備していた指輪だった。

ゆっくりと扉に向かい、手をかける。
後ろにはまだシウォンが座ったまま。
ドアを半分あけてこう言った。
「友達?ばからしい…」

呟いて部屋を出ていった。

シウォンは泣きながら箱を開けた。
中には指輪が入っていた。
ユンジェの気持ちと一緒に。

シウォンは手に取り確かめた。

ユンジェは部屋を出たものの、まだその場を離れられずにいた。
壁に寄りかかり、一生懸命涙をこらえる男がいた。

シウォンは一人、家路に向かって歩いていた。
一見、誕生日パーティーから帰ってきたとは思えない表情だ。

玄関の前まで来て、テウンがひょいと顔をだす。

父と囲碁をして、シウォンが帰るのを待っていたらしい。
「負けてあげた?」
「どうしてわかった?」
そんな会話をしながら、テウンがポケットに手を伸ばす。

何かをシウォンの前に差出し
「誕生日おめでとう」

シウォンに渡されたのは、シウォンがこのあと住むソウル
の部屋の鍵だった。

どうやらテウンが探したらしい。

「プレゼントは鍵じゃない、その下にあるだろ?」
よく見るともうひとつ何かがある。

指輪だった。

シウォンの心はどうしたらいいのか、わからなかった。

「負担に思わないで欲しい」

そう言って渡されたのだが、シウォンは今、きちんと話さなければならない…
そう思った。

「話したいことがある」
テウンに伝えた。

部屋に戻ってきたら、なにやら両親がいい争いをしていた。
シウォンがいなくなってから、部屋をどうするかでもめているらしかった。

扉の影で、しばらくは黙って二人の話を聞いていたが、我慢できなくなり扉を勢いよく開ける。

「今すぐ出ていこうか!」

突然の娘の登場に、バツの悪い両親。
すごすごと部屋を出ていった。

出発の日、両親と一緒にバス乗場へやってきた。
見るからに心配な表情の母と父。
母は泣いている。
父は乗り込むバスを探し、荷物を乗せ込む。

窓の外から最後の別れを惜しむ父と母。
まるでパントマイムのように荷物は上に積んだぞ、腹が減ったらのり巻きを食べろよと、よく見かける光景がここにあった。

バスの中でシウォンは思いに更ける。

この先自分はどんな人間になっていくのか。

誰から愛され、愛するのか。

答えは見つかるのか?

シウォンの左手には指輪がはめられている。

これから未来に向かって、いろんなことがあるだろう。

そして気がついた時には、多分90年代も終わっているに違いない…

2005年

シウォンはバスの中で眠っていた。
名前を呼ばれ飛び起きる。
仕事中に居眠りしていたのだ。

呼ばれて外に行き、同じスタッフと打ち合わせをする。

マイクをつける前にルール説明をして欲しいと頼まれたのだが、その出演者とは

昔、追っかけをしていたH.O.Tのトニーだった!

まさかトニーがここにいるとは!
驚きのあまり腰を抜かしてしまうシウォン。
仲間が一緒に行こうか?と声をかけるが、もはやその言葉もシウォンの耳には届いていなかった。

これまで思い出すこともなく、過去に封印されていた存在が、急に目の前に現れ

シウォンの中に再び若かりし頃の青春、90年代が蘇ったのだ。

「アイスアメリカーノ5つ」
カフェへお使いにきたシウォン。
ちょっと隣にあったガラスケースの上の商品が気になり、少し横にずれた。

そこへ次の客が注文をする。

「アイスキャラメルモカ」
「クリームたっぷりで」

それはどこかで聞き覚えのある声だった。

横を見るシウォンの目に、間違いなくユンジェが立っていた。

二人で顔を見合わせる。

意識は再び90年代にタイムスリップする。

テウンは女子生徒に誘われ、一緒にカフェタイム。

時は確実に進んでいた

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